謎の大きな機械の正体。電気温水器とは?メリットとデメリットをご紹介!!

公開日 2021.04.12

最近あまり見かけなくなった電気給湯器。

初めて対面すると、見慣れない大きさの機械にビックリするかもしれません!

そして、見たことのない謎の機械が家の中にあると、ちょっと不安ですよね。

そこで、電気温水器とは何か!?メリット・デメリットも含めご紹介いたします!

 

電気温水器とは?

電気温水器とは簡単に言ってしまうと、電気を使ってお湯を沸かすのが電気温水器です。

例えるなら、ガス給湯器はヤカンでお湯を沸かすイメージ。電気給湯器は電気ポットがあるイメージですね!

ガス給湯器とは違い、火を使わないので不完全燃焼やガス漏れなどの心配がありません。

ガス給湯器の場合、不完全燃焼をさけるため室外に給湯器を置く為、給湯器から蛇口までの距離がどうしても遠くなってします。

なので、蛇口をひねった後お湯がでるまでしばらく水が温まるのを待たなければならず、水を無駄にしていまし経済的ロスが大きいです。

その点、電気温水器はお湯を必要とする場所(室内)のすぐそばに設置でき、基本的に大きなタンクにお湯が保温状態で溜まっているので使いたいときにお湯の状態で出ます。

また、熱源を着火する時に発生する音などもなく、非常に静かに稼働します。

 

電気温水器のメリット

 

コストパフォーマンスに優れている

ガス給湯器はお湯が必要な時に、冷たい水をその都度温めます。

電気給湯器の場合は、電気使用量が安い深夜にまとめてお水を温め、保温しています。

なので、使用頻度に影響されることが少なく、コストが安く収まると言われています。

それに加え、電力自由化が行われたことにより生活スタイルに合わせたプラン(夜得プラン・夜間割引)での契約ができるようになり、電気代は節約しやすくなっています。

 

平均寿命が長い

ガス給湯器の場合、平均寿命は約10年程度と言われています。

反面、電気給湯器の場合は平均寿命が約20年と倍です!

 

火を使わないので安心

ガス給湯器のようにガスを燃やして火で加熱するのとは異なり、

電気温水器は電気をエネルギー源としてヒーターを使用することにより水の温度を上げる仕組みになっています。

火を使わないのでガス漏れ、火事になる心配が少ないのが魅力です。

 

非常時にもお湯が使える

電気温水器は基本的に大きなタンクの中にお湯を貯めて使用します。

災害などで給水が途絶えてしまったときでも、タンクの中にお湯を保温状態で貯めてあるので、

万が一の災害時、断水してもお湯がしばらく使えます。

 

音がガス給湯器よりも静か

ガス給湯器は使うたびにガスが点火し、ファンが回ります。

電気給湯器は使用するときに特に機械を動かす必要がないので、非常に静かに稼働します。

 

 

電気温水器のデメリット

 

新規設置・交換費用が高い

ガス給湯器に比べて寿命が長い反面、設置費用が高いです。

選ぶ給湯器の種類、設置工事費用も物件の配管等によって大きく違い、

平均的にガス給湯器の倍程費用が高くなります。

 

設置場所、スペースを取る

電気給湯器の場合はだいたい室内の水回りの近くにあることが多いです。

室内に給湯器用の小さな部屋が設けられていて、扉を開けたら大きな電気温水器があったりします。

専有面積の限られた空間で電気給湯器の場所にとられる面積の影響は大きいかもしれないですよね。

 

お湯切れになる可能性も少なからずある

大体4~5人の家庭が1日に使用する湯量を十分に貯められるように設計されています。

ですが、貯められる量にも限界があります。

例えば、家族や友達が泊まりに来たりして、ある一定量を超えてしまうとお湯切れになり水しか出なくなる可能性があります。

 

水圧が弱い

ガス給湯器は道管から出てきた水を瞬時に加熱して送り出すようになっているため、水道圧に近い水圧で給湯されます。

一方、電気給湯器の場合は一度温水器の中に貯水された水を使うので、一般的にガス給湯器に比べて水圧が弱くなると言われています。

 

 

電気温水器のまとめ

あまり知られていない電気温水器のメリット・デメリットをご紹介させて頂きました。

電気温水器もメリットがある事、少しは分かっていただけたでしょうか?

初期費用は高いけど、中古物件なら既に設置してあるはずです。

弊社の販売物件は基本的に新規交換しております!

お湯切れになる可能性の問題も、沢山のお友達や大家族がよく泊まりに来る可能性が無ければ心配はございません。

もし内見した物件に見たこともない大きな機械があっても、反射的に遠ざけないでください。

この記事を見て、少しでも電気温水器の事を理解していただければと思います!