積水化学工業初の複合開発タウン「あさかリードタウン」公開

公開日 2019.10.28

積水化学工業(株)は、10月11日、戸建分譲住宅、商業施設、集合住宅などを含む同社初の複合大規模タウン『あさかリードタウン』を公開した。埼玉県朝霞市の協力のもと、積水化学グループならではのまちづくりとして進められてきた同プロジェクトのオープニングイベントには、朝霞市市長の富岡勝則氏も出席。同プロジェクトが第5次朝霞市総合計画の中で掲げられた「私が 暮らしつづけたいまち 朝霞」というスローガン達成の一助となることに期待を寄せた。

『あさかリードタウン』は、2018年5月に発表されたプロジェクトで、地上には緑あふれる美しい街並みと生活の利便性、地下には地中化された電線や豪雨時の浸水を防ぐ雨水貯留施設など、積水化学グループの総合力を結集させた災害にも強い地下インフラを有し、住民が安全かつ快適に生活できるハードとソフトを提供できる、サステナブルタウンの構築を目指す。

すでに分譲が始まっている戸建分譲街区「スマートハイムシティ朝霞」内の新築分譲戸建ては、全戸に太陽光発電システムや蓄電池、断水時も飲料水を確保できる「飲料水貯留システム」を標準搭載しており、レジリエンス機能を有している。2019年2月から分譲が始まった全131区画のうち、10月11日現在ですでに68区画が売約済みとなっており、順調な売れ行きに、防災意識の高い標準装備の数々への満足度の高さが垣間見えた。

また、『あさかリードタウン』は、まちの魅力の維持・向上を目指し、2019年1月に設立したセキスイタウンマネジメント株式会社が手掛けるタウンマネジメントの第1弾でもあり、株式会社Secualと協働で開発した住民専用スマートフォンアプリ「NiSUMU」(ニスム)や、防犯灯、監視カメラなどの機能を有するスマート街灯など、最新IoT技術を導入したタウンマネジメントを行っていく。

分譲集合住宅と同市最大級の規模となる商業施設は2019年10月現在建設中で、それ以外にも、住宅型有料老人ホーム・賃貸住宅「あさかヴィレッジ」や2カ所の保育施設の開設が予定されている。