保育園に入りにくい駅、「葛西」が2年連続トップ

公開日 2020.01.20

スタイルアクト(株)はこのほど、「保育園に入りにくい駅ランキング(2020年度入園版)」を発表した。

同調査は、2020年4月時に0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計し、保育園に入所しにくい駅、しやすい駅を調査したもの。待機児童数は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引いて算出した。

それによると、ワースト1位は、昨年に引き続き「葛西」(江戸川区)となった。認可保育園等専用施設での0歳児定員数が66名から103名と昨年より増加したが、駅近隣の0歳児人口が都区部全駅で1番目の805名の最大需要を有しており、都区部で最も入りにくい駅となった。

続くワースト2位は「西葛西」(江戸川区)。0歳児人口は607名と都区部3番目の最大需要を有しているにも関わらず、0歳児定員は39名と少なく、最大需要をまかなうことができずワースト2位となった。

3位は昨年ワースト2位だった「新小岩」(葛飾区)。0歳児人口が698名と都区部では2番目の最大需要を有する駅となるが、昨年と比較すると約24%改善している。

今回のワースト3駅は、いずれも昨年に比べると入りにくさは大きく改善されているが、600名を超える極めて0歳児人口が多い駅となっている。また、5位の「荻窪」(杉並区)や7位の「豊洲」(江東区)、8位の「勝どき」(中央区)は、いずれも多数のマンション開発が進んで人気が集中しており、入りにくい駅上位へとランクインした。