住みここちの良い沿線、首都圏トップは「みなとみらい線」

公開日 2020.02.25

大東建託(株)はこのたび、「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2019」の首都圏版と関西版を発表した。これは、首都圏・関西の253沿線居住者を対象に行った「居住満足度調査」をまとめたもの。

調査は2019年3月26日~4月8日にインターネットで実施。首都圏143沿線居住の20歳以上の男女8万160名、関西110沿線居住の20歳以上の男女4万5,232名より回答を得た。

それによると、首都圏での1位は「みなとみらい線」(25m2家賃相場:8.6万円)だった。同線沿線には、みなとみらいのマンション群があり、横浜中華街や元町ショッピングストリートなどの観光スポットも点在。東急東横線、東京メトロ副都心線と相互直通運転をしており、都内だけでなく埼玉県西部方面へのアクセスも良好。イメージ、生活利便性、自然・観光因子の評価が非常に高く、総合評価でトップとなった。

2位には「東急目黒線」(同10.6万円)がランクイン。同線は、2000年頃から三田線、南北線へ乗り入れており、都心へのアクセスが良好。洗足、大岡山、奥沢といった地域は戦前からの閑静な分譲地でイメージも良く、目黒線地下化による再開発も進み、商業施設も整備されている。行政サービス、親しみやすさ、交通利便性、イメージ、静かさ因子とバランス良く高い評価を獲得した。3位には「東急東横線」(同11.6万円)、4位に「京王井の頭線」(同10万円)、5位に「JR中央線」(同9.5万円)が続いた。

一方、関西で総合1位に輝いたのは「阪急甲陽線」(同7.1万円)。同線の起点は夙川駅で、終点の甲陽園駅まで2駅という短い路線となるが、沿線は関西屈指の高級住宅街となっている。夙川駅は2006年から特急停車駅となり、神戸や大阪へのアクセス時間が短縮。家賃相場は7万円程度で、イメージや静かさ因子の評価が高かった。2位には「阪急今津線」(同6.7万円)、3位に「阪急神戸本線」(同7万円)がランクインした。