物価が安いと感じる街、1位はJR埼京線「十条」

公開日 2020.07.27

 (株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、関東居住者を対象に行った調査「SUUMO住民に愛されている街ランキング2020」において、”物価が安い”と評価された街を集計した。

スクリーニング調査を2020年1月6日~1月27日、本調査を1月22日~1月31日に実施。4万3,547人から回答を得た。

それによると、物価が安いと感じる街トップには、JR埼京線「十条」(東京都北区)が選ばれた。駅前の「十条銀座商店街」には3代、4代と続く長い歴史を持つ店舗が多く、青果店や生鮮食品など生活のための店舗が並ぶ。同駅から埼京線で「池袋」駅6分、「新宿」駅へ12分と、都心に近いことも特徴。家賃相場はシングル向け(1K/1DK)が8万円。ファミリー向け(2LDK/3K/3DK)が16.50万円。

2位には都電荒川線「小台」(東京都荒川区)がランクイン。家賃相場はシングル向け(1K/1DK)で7.65万円。駅から住宅街に抜ける「あっぷるロード」を進むと、小さな商店街「小台銀座」にたどり着く。昔ながらの青果店や鮮魚店、精肉店が並び、下町の風景が残る。

3位にJR京浜東北線「東十条」(東京都北区)、4位に東武伊勢崎線「梅島」(東京都足立区)、5位にJR総武本線「八街」(千葉県八街市)がランクイン。東京都以外で唯一のTOP10入りとなった「八街」は、県庁所在地千葉市の隣に位置しており、東京まで特急利用で片道1時間以内、各駅停車でも1時間20分以内で移動できる。駅近辺では中古一戸建てが350万円程で売り出されるなど、上手く土地・物件価格が安価であることが特徴だ。